今月のランチ
お弁当
※ランチ食後に”えごま茶”又は”珈琲”をお付けしてiいます。季節にあわせたオリジナルデザートは<別途料金500円>をお願いします(数に限りがあります)
ランチ(予約可)・お弁当販売
水・木・金曜日のいずれかお惣菜DAY
月1回開催(不定期)隠れやcaféふぅの店内の様子を
ご紹介します。
自宅の敷地内にオープンした
小さなcaféです。
ランチ・Cooking教室・イベント・
商品販売などを行っています。
住宅街の中で、ひっそりと営業しています。
駐車スペースが6台しかありませんので、なるべくお客様同士で乗り合わせてご来店ください。
〒939-8211
富山県富山市二口町4丁目3-13
駐車場:6台
ナチュラルフードコーディネーターや食生活アドバイザーの資格を取得。
“身体にやさしいごはん”をコンセプトに、日替わりで週5日のランチを提供するカフェをOPEN。
口コミで評判が広がり、ランチの提供数を倍にするほど好評をいただく。
野菜ソムリエ上級プロの田中美弥さんから、えごまについて学ぶ。
えごま料理に興味をもち、効能や栄養価はもちろん、栽培からえごまのすべてを知るため勉強をはじめる。
えごまマイスター認定のえごま栽培を知るため、岐阜県の白川町(日本エゴマ普及協会)へ。
富山大学の農場をお借りして、農場を管理してらっしゃる師匠に指導もいただき、自分でもえごまの栽培を開始。
えごまのイロハ教室を第9弾まで定期的に開催。ワークショップを不定期で行うなど、えごま普及のため活動する。
2023年現在、えごまのCooking教室を開催している。
さらに、お店の10周年を機に、えごまに特化したカフェとしてリニューアルすることを決意。
お弁当販売に切り替え、入店可能人数を絞るなど、コロナ対策をしながら営業を続ける。
えごまの知識を深めるべく、えごまソムリエの資格を取得。
富山市のえごまイベントや番組などに参加する機会が増え、カフェ再開を望む声をいただくようになる。
10月、お店の在り方を模索するために休業していたカフェを再開。リスタートを切る。
富山市は環境未来都市プロジェクトの一環として、えごま6次産業化の推進を行っています。
えごま6次産業化によるビジネスの推進とは、高齢化や過疎化が進む山田地域に植物栽培工場を整備し、えごまの特産品化を図るとともに、生産、加工、流通販売までを一体的に行うことを指します。
太陽光熱やLED、温泉熱を活用した植物工場での水耕栽培で、一年中えごまの葉っぱを栽培しているのです。
当店のおむすびの葉っぱは、この水耕栽培で育てた葉っぱを使用しています。
えごまは、生活習慣病の予防効果があると言われています。
おむすびに使う“えごまの葉”には、ポリフェノールの仲間であるロスマリン酸、デトックスや消臭効果のあるクロロフィル、コラーゲンの生成促進や風邪の予防効果のあるビタミンCといった、抗酸化作用を有する機能性成分が豊富に含まれています。人の体の細胞が傷つくことを、予防したり遅らせたりする性質があり、炎症やアレルギーを抑える作用もあります。
サラダなどで提供している“えごま油”には、オメガ3系脂肪酸に属する「α-リノレン酸」という栄養素が多く含まれており、これらを取り入れた食事が望ましいとされています。オメガ3系脂肪酸というのは、体内で作ることができず、食品から摂取しなければならない「必須脂肪酸」に分類されています。
オメガ3系脂肪酸は、脳の神経細胞の活性化、血栓生成防止など血液をサラサラにする働きがあり、生活習慣病の予防に効果があると言われています。本来人間が持ち合わせるこの機能は、加齢により徐々に低下するとされ、なるべく食事から摂取することが重要とされています。
逆に、サラダ油の原料である大豆油など、オメガ6系脂肪酸を過剰に摂取すると、アレルギー過敏症となったり、血栓症のリスクがあるとされています。
おむすびにもおかずにも入っている、プチプチ食感の“えごまの実”には、カルシウム、鉄分、食物繊維などが含まれています。また、えごまの実から油が搾られるので、α-リノレン酸も含まれています。
油を搾って残った殻は、脱脂えごまと呼ばれています。栄養豊富なため、パウダーにして料理に使われています。
葉・油・実、それぞれに効能があります。
生活習慣病を予防したい方、高血圧が気になる方、アレルギーを改善したい方、認知症予防、美容が気になる方等、様々な方におススメしたいのが、この“えごま”です。
オメガ3系脂肪酸の目標摂取量1日およそ2グラムと言うのは、オメガ3系脂肪酸が多く含まれている青魚のイワシだと、1日2尾食べる必要があります。
一方でえごま油であれば、小さじ1杯摂取するだけで1日の必要量をとることができます。
このように少量で効果を得られるえごま油は、別名「畑の魚」とも呼ばれています。
“えごま”とは、シソ科に属する1年生の薬用植物で、食べると10年長生きできるとのいわれから東北では「じゅうねん」とも呼ばれています。また長野では「えぐさ」、岐阜では「あぶらえ」と地域によって呼び方は様々です。
原産地はインドの高地から中国雲南省の高地で、その後中国から韓国や日本へと伝来したと言われています。
えごまは夏になると葉をたくさんつけます。9月頃になると開花し、段々と黄色づいていきます。10月頃には穂が茶色っぽくなり、さやの中の黒い実が見えるようになると収穫できます。この実を搾ったものが油になります。
富山は古くからえごまと深いかかわりがありました。
富山市の呉羽の方にある日本海側最大級の「小竹貝塚」では、出土した約5千年前の縄文土器から、大量のえごまの実の跡が発見されました。食料や油料、豊作を願う神具として使われていた可能性があるそうです。
えごまの実は炒って使うことで、香ばしくプチプチした食感を楽しむことができます。
作り方は、フライパンを使って弱火でゆっくり炒り、パチパチと3粒ほどはじけたら火を止め、冷めるまでそのまま置いておくと、フライパンの余熱でじっくりと火が入り、完成します。
色々な料理の仕上げに、ふりかけるだけでアクセントにもなる、使いやすい食材です。
食べる際には、実の中の油の栄養をしっかり吸収できるよう、よく噛んで食べることをおすすめします!
お店をオープンして14年。店名の「隠れや」のとおり、住宅街の一角にひっそり佇む、隠れ家的なカフェとしてスタートしたのが、はじまりでした。
口コミや地域の人たちに支えられ、開店から10年間、1人で走り抜いてきました。
私自身、過去に病気を経験したこともあり、「ナチュラルフード・コーディネーター」や「食生活アドバイザー」の資格を取得。【身体にやさしいごはん】をコンセプトに、食材やメニューにもこだわり、日替わりメニューで営業を続けてきました。
10周年を迎える直前、お店の在り方を考え直そうとしていた時にえごまと出会いました。えごまの魅力に惹かれ、えごまに特化したお店にリニューアルしようと、決心したのです!
はじめは、富山市の特産品であるえごまのキャンペーンがきっかけでした。当時、6次産業化する取り組みが進んでいました。料理家として、えごまの効能や特徴を知れば知るほど、勉強もしたくなり、とうとう日本エゴマ協会認定の“えごまソムリエ”を取得するほど、その魅力に取り憑かれたのです。
そして、えごまの魅力を多くの人にお伝えしたい!と思うようになったのでした。
それまでお断りしていた、雑誌やTVの取材にも応じるようになりました。様々な出会いとご縁が広がっていく毎日は、カフェをしながら日々のことに追われていた以前の生活から、まるで世界が変わったかのように、自身の人生観までもが変わるほどの、大きな経験となりました。
何よりも、えごまに関わることが楽しくてしょうがありません(笑)
“富山えごま”ブランドの普及活動を続けながら、今年度は、栽培のスペシャリストとともに【えごまの品質向上委員会】を立ち上げました。えごま農家さん達との交流会を開催したり、生産者さんと消費者さん達を繋ぐ役割として、奔走しています。
農家さんのお手伝いにも、もっと意欲的に参加したい!えごまを知っていただくだけではなく、富山のえごまの品質を向上させたい!と、ウズウズしています。
富山の食文化として、えごまを皆さんの食卓に届けたい♡
そして、富山えごまを全国へ♡